正直に言います。ニュースを見て、胃が痛くなりました。
2026年2月末から始まったホルムズ海峡の事実上の封鎖。「注文住宅を建てている最中」の私にとって、これは他人事ではありません。我が家の引き渡しは今年12月の予定。断熱材が40%値上がりすると報道で見たとき、「うちも対象になるの…?」と夜中に調べ込んでしまいました。
今回は感情的にならず、できるだけ事実ベースで何が起きているのか、そして注文住宅を建てている・これから建てようとしている人に何が起こりうるのかを整理してみます。フェイクニュースも多い話題なので、信頼できるソースに絞って書きます。
そもそも何が起きているのか:事実の整理

2026年2月28日、米国とイスラエルがイランへの軍事攻撃を実施。イランが反撃し、世界の石油・天然ガス輸送の要衝であるホルムズ海峡の通航が事実上停止状態になりました。
ホルムズ海峡は世界の石油輸送量の約2割が通過する海峡です。そして日本にとって重要なのが、日本が輸入する原油の約95%は中東産であり、その約70%がホルムズ海峡を通って運ばれてくるという事実です。

日本政府は石油の備蓄(約250日分)を持っていますが、石油を精製してプラスチック原料になる「ナフサ」の備蓄はわずか約20日分。この差が、住宅建材への影響のスピードを速めている要因です。
代替輸送ルートとして喜望峰(アフリカ南端)経由が模索されていますが、輸送コストが約2倍になるとも報じられています(時事通信、2026年4月)。
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注文住宅への影響:建材はどう変わるのか

住宅に使う材料の多くは、石油から作られています。現時点で報道されている事実を整理します。
① 断熱材:値上げ幅40%の報道

断熱材の原料となるポリスチレンやウレタンフォームは石油由来です。テレビ朝日系の報道(2026年3月)では断熱材メーカーが「値上げ幅40%」の通知を出したと伝えられています。一般的な住宅1棟で断熱材にかかるコストが約50万円増える可能性があると試算されています。
ただし「通知が出た」=「すでに全物件に反映された」ではありません。契約時期・着工時期・ハウスメーカーの在庫状況によって影響の出方は変わります。
② 塗料・溶剤・樹脂原料:品薄と値上がりが始まっている

外壁塗装・防水工事・接着剤などに使われる塗料用シンナーや各種樹脂原料について、国内メーカー・商社から品薄と値上げの通知が相次いでいると報じられています。塩化ビニールを使った窓枠(樹脂サッシ)・排水パイプ・電気配線の絶縁材なども、影響を受けうる建材です。
③ 石化大手が減産・停止を警告
プラスチック原料の基礎となるエチレンの素材「ナフサ」の調達難を受け、三井化学がすでにエチレンの減産に踏み切り、出光興産は「封鎖が続けばエチレン生産を停止する可能性がある」と警告しています。川下の建材メーカーへの影響は、今後さらに広がる可能性があります。
④ 建設コスト全体:30〜45%増の試算も

海外の業界分析では建材費の高騰で建設費全体が30〜45%増になる可能性との試算もあります。これは封鎖が長期化した場合のシナリオであり、現時点で確定した話ではありません。ただし「楽観できない水準」であることは確かです。
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正直な今の気持ち:不安はあるけど、パニックにはなりたくない
今年12月引き渡し予定の私が、今どういう気持ちか——
不安はある。でもパニックにはなりたくない。
一番怖いのは「追加費用を請求されないか」です。すでに契約を済ませていても、建材の仕様変更や費用増額を求められるケースが出てくるかもしれない。我が家はまだ仕様打ち合わせの途中なので、今後の動向が本当に読めない。
ただ今できることは「ハウスメーカーに直接確認すること」だと思っています。「現在の見積もりに変更が生じる可能性はあるか」「断熱材の仕様に影響が出るか」を次回の打ち合わせで正直に聞いてみるつもりです。
SNSには「もう家は建てられない」「キャンセルした方がいい」という声もあります。でも私は今の段階では、状況の変化を見守りながら担当者と密にコミュニケーションを取ることが一番だと思っています。情勢はまだ流動的で、4月現在も状況は変化し続けています。
これから家づくりを始める人へ

「今から注文住宅を検討していたけど、やめた方がいいの?」という方もいると思います。
正直に言うと、私にはわかりません。でも言えることは「急いで決断する必要はない」ということ。今は情報収集の時期として、資料請求や無料相談サービスを活用しながら状況を見るのが、リスクが少ない選択肢だと思います。
特に、住宅ローンや今後の家計への影響が心配な方は、FP(ファイナンシャルプランナー)への相談を活用してみてください。今の状況でどう動くべきかを、お金の専門家と一緒に考えることができます。
まとめ:事実だけを見て、冷静に動く

今回まとめた内容を振り返ります。
ホルムズ海峡の事実上の封鎖は2026年2月末から続いており、日本の原油・ナフサ調達に現実の影響が出ています。断熱材40%値上げの報道、塗料・樹脂原料の品薄、石化大手の減産——住宅建材への影響はすでに始まっています。
ただし影響の程度は、契約時期・着工時期・ハウスメーカーの在庫対応によって大きく異なります。「すべての注文住宅で建築費が大幅アップ」と確定しているわけではありません。
私が心がけていることは、フェイクニュースに惑わされず、信頼できるソースだけを参照すること。そして担当のハウスメーカーと積極的にコミュニケーションを取ること。今まさに家を建てている最中の方、不安を感じているのは私だけじゃないと思います。一緒に落ち着いて乗り越えていきましょう。
※ 本記事の情報は2026年4月4日時点のものです。情勢は変化しているため、最新情報はNHKニュース・Bloomberg Japan・時事通信などの一次ソースでご確認ください。


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