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「子ども3人、そろそろ賃貸がきつい」
三兄弟ママのTOMAです。0歳・3歳・5歳の男の子を育てながら、いま家を建てている最中です。今月、上棟を迎えます。
わが家は今も3LDK・約60㎡の賃貸に住んでいます。主人は自室の床に薄い布団を敷いて寝ています。ベビーカーは置き場所がなくて、車のトランクに積みっぱなし😅
「持ち家か賃貸か」で検索すると、両方を並べた比較表が出てきますよね。読み終わっても「で、うちはどうすればいいの?」で終わる。
この記事に書くのは、3人目が生まれたあとのわが家が、何を見て、何を考えて動いたかです。国が出している基準で自分の家の広さを測ってみた話も入れました。数式ひとつで出せるので、よかったら一緒に計算してみてください。
3人目が生まれて、60㎡の賃貸がこうなりました
手狭だと感じ始めたのは、3人目が生まれるより前でした。子ども2人のときから「この家で続けるのは難しいだろうな」とは思っていて。3人目が生まれて、それが確定した感じです。
今住んでいるのは3LDK・約60㎡の賃貸。一見「3LDKあるから大丈夫でしょ」と思われるんですが、実態はかなり違います。リビングが狭いので、隣接する和室の扉を取り外してリビングにつなげています。つまり実質2LDK。残りの洋室2部屋のうち、1つが寝室、もう1つが主人の部屋です。
主人の趣味が音楽で、機材や楽器が部屋いっぱいに置いてあります。しかも音も出す😅 賃貸の隣室・隣戸への騒音が気になって、思い切り演奏できない状態がずっと続いていました。
主人は自室の床に、薄い布団を敷いて寝ています
寝る場所の変化が、いちばんわかりやすい記録になりました。
| 時期 | だれが、どこで寝ていたか |
|---|---|
| 長男ひとりのころ | 夫婦+長男の3人で、シングルベッド2台 |
| 2人目が生まれて | 手狭になり、主人が自室の床へ移動 |
| 今(0・3・5歳) | 私+子ども3人でベッド2台/主人は床に薄い布団 |
部屋が足りないというより、寝る面積が足りない。子どもたちが大きくなったら、どこに寝てもらうんだろうと思いました。
洗濯は1日2回。干す場所がなくてリビングに
3人目が生まれる直前に、ドラム式洗濯機に買い替えました。それでも1日2回まわしています。
保育園で着替えが1日2セット必要で、主人は代謝がいいので上下とも毎回洗います。乾燥機にかけられないものは外干し。ベランダが狭くて干しきれません。
干す場所がないときは、和室に物干しラックを立てます。和室は襖を外してリビングとつなげてあるので、つまりリビングに洗濯物が干してある状態です。
ベビーカーは、車のトランクとベランダ行き
玄関を入るとすぐ廊下になる細長い造りで、そもそもベビーカーが置けません。
玄関の外の廊下は共用スペースなので、置いたらNG。なので車のトランクに積みっぱなしにしています。しばらく使わないときはベランダへ。使う日はベランダから玄関まで運びます。
ちなみにベランダには、主人の楽器用のカートやキャリーが3台置いてあります。あれも使うたびに玄関まで運んでいます😅
子どもたちが「狭い!」と言い出した
男の子3人なので、長男と次男が戦いごっこやヒーローごっこ、ダンスをやり始めました。
自由に動けるスペースがありません。頭をぶつけたり、誰かに当たったり。そのたびに「狭い!」と言っています。子ども本人から出てくると、さすがにこたえます。
断捨離もしました。それでも子どものグッズは増えるし、これから小学校の用意も入ってきます。しまう場所が減っていく一方でした。

今は子どもたちが未就学児なので、家族全員一緒の部屋で寝られています。でも冷静に考えると、子どもが中学生になったとき、大人2人・子供3人でベッド2つはさすがにキツすぎる。試算してみたら、最低でも90㎡・4LDKは必要という結論になりました。

さらに追い打ちをかけたのが、水回りの老朽化。キッチンもお風呂も昭和仕様で、最近流行りのフロントオープン食洗機(カンタくん)も浴室乾燥機も導入できない。賃貸ではリフォームが原則できないので、「住み続けるうちは設備は変えられない」という閉塞感がずっとありました。
賃貸で音が気になるご家庭には、防音マットを敷くだけでも隣室への響き方がかなり違いますよ。うちも今この状態で使っています。
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「なんとなく狭い」を、国の基準で数字にしてみました
狭いと感じるのは、うちの持ち物が多いだけかもしれない。そう思って調べたら、国が広さの基準を出していました。
国土交通省の「住生活基本計画」にある居住面積水準です。2種類あります。最低限必要な広さが「最低居住面積水準」、ゆとりを持って暮らせる広さが「誘導居住面積水準」。
| 基準 | 計算式(2人以上の世帯) | 5人家族なら |
|---|---|---|
| 最低居住面積水準 | 10㎡×人数+10㎡ | 60㎡ |
| 誘導居住面積水準(都市居住型・マンション想定) | 20㎡×人数+15㎡ | 115㎡ |
| 誘導居住面積水準(一般型・戸建て想定) | 25㎡×人数+25㎡ | 150㎡ |
人数の数え方に決まりがあります。3歳未満は0.25人、3歳以上6歳未満は0.5人、6歳以上10歳未満は0.75人。世帯人数が4人を超えたら、出た面積から5%引きます。
つまり子どもが小さいうちは、必要な広さも小さく出るんですよね。逆に言うと子どもが10歳を超えたら、5人はまるまる5人分で計算することになります。
うちの場合、子ども3人が育ちきったときは5人家族。最低居住面積水準は60㎡です。
今住んでいるのが、約60㎡。最低ラインちょうどでした。
「なんとなく狭い」ではなく、数字で見ても最低ラインだった。ここではっきりしました。
目指したのは都市居住型の115㎡。ただ現実的にどうかなと思って、実家の1階が90㎡あるのを思い出しました。あの広さならぎりぎりいける。そこを最初の目標にしました。
※参考:国土交通省 住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準
わが家は「賃貸のままでいい」と思っていました
ここまで書くと、すぐ購入に走ったように見えますよね。実際は違いました。
譲れなかったのは、広さより「地域」だった
いちばんこだわったのは住む場所です。今の地域を変えたくなかった。
同じ地域のまま、広めの賃貸に引っ越せるなら、それでよかったんです。買う必要はどこにもありませんでした。
同じ地域で広い賃貸を探して、現実がわかった
探してみて、3つわかりました。
ひとつ目。ファミリー向けの賃貸は、そもそも3LDKが上限でした。今と同じです。
ふたつ目。築年数が浅い物件は、今の家賃の倍以上ばかり。
みっつ目。安い物件は築40年級で、住み続けるなら管理の費用も上がっていきます。
「地域を変えない」を守ろうとすると、賃貸では広さが手に入らない。ここで購入を考え始めました。
家を買うか賃貸かで迷っている方は、先に「譲れない条件を1つだけ」決めると早いかもしれません。うちは地域でした。条件を1つ固定すると、選べる道が勝手に絞られていきます。
それでも持ち家を選んだ3つの理由
手狭さは感じていても、「持ち家が正解かどうか」は全然別の話です。決断するまでにかなり時間がかかりました。それでも持ち家を選んだのは、大きく3つの理由があったからです。
理由①:子どもが大きくなる前に「部屋数」を確保したかった

今は3人とも未就学児なので、まだなんとかなっています。でも、時間は確実に流れていきます。
5歳の長男があと数年で小学生になり、そのうち「自分の部屋がほしい」という年齢になる。3歳・0歳もそれに続いてくる。子どもたちが巣立つまでの期間を「どんな家で過ごすか」は、今のうちに決めておかないといけないと思いました。
4LDK・90㎡以上の賃貸となると、家賃もかなり跳ね上がります。「だったら同じお金を払うなら」という計算も、自然と頭の中にありました。
理由②:水回りを好きなように変えたかった
これ、地味に大きかったです。
フロントオープン食洗機(カンタくん)、ずっと憧れてたんですよね。お風呂もリフォームしたくて。でも賃貸では「勝手に設備を変えてはいけない」が原則。どんなに古い仕様でも、契約が続く限り使い続けるしかない。
持ち家なら、水回りも間取りも自分たちの好みで全部決められる。 それだけで気持ちの余裕がかなり変わるな、と思いました。

理由③:「DIE WITH ZERO」を読んで、思い出は今作ると決めた
これが、最後の背中を押してくれた理由です。決断までの気持ちの動きは家を買うのが怖かった私が決断できた理由にも書いています。
「DIE WITH ZERO」という本、読んだことありますか? 老後のためにお金を貯め続けるより、体が動いて家族全員が揃っている今この時期に、お金と時間を使うべきだという内容で、読んで価値観が少し変わりました。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール [ ビル・パーキンス ]
老後に大金持ちになっても、子どもたちはすでに独立していて一緒には住んでいない。旅行にこだわる人がいるように、私は家と暮らしにこだわりが強いほうだと気づいて。「理想の家で家族と過ごす時間」は、今しか作れないんですよね。
ここで主人の話をしておきます。
主人は今の暮らしにうまく適応しているタイプです。家へのこだわりは薄いほう。反対されたわけではなく、まだ先のことを具体的に描けていない感じでした。
なので、時間の話をしました。
「乳幼児3人と大人2人が続くなら、今の家でもOK。でも大人5人で住むなら? 窮屈すぎるし、快適ではないよ」
「再来年から小学校に入るし、学区を変えるならこの1年が勝負だよ」
あとから聞いたら、いちばん響いたのはお金の使いどきの話だったそうです。
「老後に裕福な生活をするより、子どもたちと過ごすこの20年弱にお金を使いたい。家族構成と生活に合った家で、好きな環境で、人生のいちばん現役の時を過ごしたい。老後は小さくしてもいいし」
それで「買おう」と決まりました。両家の実家も応援してくれました。
住宅購入を決めたとき、私たちは3社のFPに相談しました。「本当に返せるのか」「何年ローンにするか」、客観的な数字で確認できたのは心強かったです。無料で相談できるので、迷っている方はぜひ🙏

持ち家か賃貸か、比較して初めて見えてきたことがありました
家賃と住宅ローンの差だけでなく、将来の資産形成まで含めて比べると判断が変わりました。まずは複数社の資金計画書を取り寄せてみるのがおすすめです。
高い・高すぎる。それでも今買った理由
「数年前に買っていたら1500万安かった」という話、ちらほら耳に入ってきます。正直、最初はそれを聞くたびに買う気が失せてました😅
でも冷静に考えると、数年前はまだ子どもが何人になるかも不透明で、結婚してまもない時期。あの時点で家を買う判断はできなかったんですよね。

「じゃあもう少し待てば安くなるか?」という問いにも、ちゃんと向き合いました。でも資材費は上がっています。職人さんの人件費も上がっています。 高齢化で住宅価格が下がるとよく言われますが、私たちが現役として動けるタイミングで考えると、「今より安くなる未来」はなかなか描けなかった。むしろ今を逃すと、さらに手が届かなくなる可能性のほうが高いと判断しました。

ローンは45年で組みました。返済期間を長くすることで月々の負担を抑えて、その分をNISAで資産運用していく方針です。共働きで二人とも安定した収入があったこともあり、優遇金利を引き出すことができました。担当者さんにも「これほど優遇されたのは珍しい」と言っていただけて、背中を押されました。
数字の判断は感情だけでは不安だったので、3社のFPにしっかり相談した上で決断しています。「返せる」とプロに確認してもらえたことが、決断の大きな支えになりました。
持ち家にすると決めたあと、次に悩んだのが住宅ローンでした。我が家はどの銀行がいいのか分からず、『モゲチェック』という無料診断で自分に合うローンを比較してもらいました(私も使った1人です)。賃貸と持ち家で迷っている段階でも、いくらで借りられるか分かると判断がしやすくなると思います。
それでも「全員に持ち家を勧めない」2つの理由
ここまで「持ち家を選んだ話」を書いてきましたが、正直に言っておきたいことがあります。持ち家が全員にとって正解かというと、そうとは言い切れない。そこだけは正直に言っておきたいんです。
金利上昇リスクは本物

変動金利で組む方は特に、今の金利上昇トレンドは他人事じゃないですよね。「今は低金利だから」という前提で組んだローンが、5年後・10年後どうなっているかは誰にもわからない。
金利が上がれば月々の返済額が増え、家計を圧迫するリスクは確実にあります。 ここを軽く見て決めると、あとで引っかかりやすいと思います。
転勤・ライフスタイルの変化がある人は慎重に

転勤の可能性がある職種の方、将来の住む場所がまだ不確定な方にとっては、持ち家の不利な面が大きく出ることがあります。
「賃貸のほうが身軽で資産形成にプラス」という意見も、実は一定の条件のもとでは正しい。ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるという強みは、賃貸にしかないんですよね。「なんとなく持ち家のほうがよさそう」という理由だけで決めるのは、危ないと思っています。
新居での暮らしに向けてインテリアを整えるのも、家づくりの楽しみのひとつ。ラグひとつで部屋の雰囲気がぐっと変わりますよ✨
夫婦で意見が分かれた部分、正直に話します
「夫婦で仲良くスムーズに決めました」みたいな話だと思われそうなので、正直に書いておきます😅
土地選びは、意外とスムーズでした。5〜6か所の候補を見比べましたが、二人ともなんとなく同じ土地が気になっていた。「なんでここがいいと思った?」と話し合ってみたら、理由もほぼ一緒で。直感が合ったのは、ちょっと嬉しかったですね。
もうひとつ、主人が「実家の近く」を提案してくれたことも大きかったです。子どもを預けやすい、実家からのサポートを受けやすい、という現実的な理由から。これは正直、すごく助かりました。
一方で、間取りを決める段階では、子供部屋の割り振りなどで若干意見が割れました。お互い譲れないポイントがあるんですよね、こういうときって。

子どもが3人いると、花粉やほこりの季節は特に心配で。男の子3人だとほこりの量も段違いなので、引っ越しを機に空気清浄機を新調しました。25畳対応のダイキンが大活躍しています🙏
📋 家づくり・お金シリーズ|他の記事もどうぞ
ちなみに私自身は、間取りを複数社で見比べないまま家を進めてしまって、今も「ほかの会社ならどうだったかな」と考えることがあります。その正直な気持ちと、契約前にやっておくと安心なことはこちらの記事にまとめています。
住まいさがしに必要な情報、まとめて比較
持ち家か賃貸か、最終的に「数字で比べる」ことで決断できました。まず複数社の資金計画書を取り寄せてみてよかったです。
我が家も比較してから決めました。打ち合わせ中も、引き渡し後も、「このHMを選んでよかった」と思えています。
家を建てると決めたら、次に大事なのは「総額いくらまでなら無理なく返せるか」。我が家が資金計画書とライフプランから総額を決めた話はこちらの記事にまとめました。
わが家のその後
あれから土地を決めて、いま家を建てています。
延床は35坪。㎡に直すと約116㎡です。最初に目標にした115㎡と、ほぼ同じ数字になりました。狙ったわけではなく、必要な部屋を積み上げたら結果的にそこへ着地しました。
LDKは23畳、子ども部屋は8.4畳を3人で共有する形にしています。ひとり1部屋ではありません。寝室は5.4畳です。
順調だったわけでもなくて。間取りの打ち合わせは7回まで(8回目からは1回2万円)、追加費用は+370万円になりました。60㎡から動いた代償は、それなりにあります。
それでも、主人が床で寝る生活は終わります。そこは決めてよかったと思っています。
ひとつだけ、今も考えることがあります。60㎡から動くと決めるまでに、私は1年かけました。もっと早く「大人5人で住むなら」と計算していたら、選べる土地はもう少し多かったかもしれません。
広さの計算は、子どもが小さいうちにやっておくほうがいいです。動くのに時間がかかるので。
📋 今日できる5つのこと
- ☑ 今の家の広さ(㎡)を調べて、10㎡×人数+10㎡と比べる(→ポイント②)
- ☑ 子どもが全員小学生になる年を書き出し、何部屋いるか数える(→ポイント①)
- ☑ 「譲れない条件」を1つだけ決める(地域・広さ・予算のどれか)(→ポイント③)
- ☑ 同じ条件で広い賃貸が今いくらか、1件だけ調べてみる(→ポイント③)
- ☑ 学区が変わるタイミング(就学の年)をカレンダーに書く(→ポイント④)
よくある質問
Q1. 子ども3人だと、何㎡くらい必要ですか?
国の基準だと、5人家族の最低居住面積水準が60㎡、ゆとりのある誘導居住面積水準(マンション想定)が115㎡です。ただし子どもが小さいうちは人数を0.25人・0.5人と換算するので、必要な広さは小さく出ます。子どもが10歳を超えたときで計算するのがおすすめです。
Q2. 3人目が生まれてから、どのくらいで動き出しましたか?
8月に生まれて、本格的に探し始めたのが10月です。生後2か月でした。育休中に「賃貸を続けるか買うか」をちゃんと考えようと決めていたので、そのタイミングになりました。
Q3. 賃貸のままのほうがいい家庭もありますか?
あると思います。転勤の可能性がある方、住む地域を変えられる方は、賃貸のほうが動きやすいです。うちは「地域を変えない」を最優先にしたから購入になりました。条件が違えば答えも変わります。
まとめ
「持ち家か賃貸か」の答えは、家庭によって違います。でも、自分と似た状況の人がどう決めたかを知ることで、「自分たちはどうしたいのか」が整理できることってあると思うんですよね。

高い買い物です。ローンの不安が今もゼロかというと、そんなことはありません。それでも「決めてよかった」という気持ちのほうが強いです。
もし今どちらか迷っているなら、まず今の家の広さを10㎡×人数+10㎡と比べてみてください。それだけで「気のせいかどうか」がはっきりします。そのうえで、譲れない条件を1つ決める。うちはその順番で決まりました🙏
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