家づくりを進めていくと、ある時点で必ずぶつかる壁があります。
「床材って、標準のままでいいかな?でも、なんとなく不安…」
コストを抑えるためにオプション変更は最小限にしたい。でも床は毎日目に入るし、住んでから「なんかチープだな」って後悔したくない。
私も全く同じ気持ちでした。
我が家のハウスメーカーの標準床材はLIXILのTY02Dというシート材。ラシッサDフロアとほぼ同じものです。最初は「まあ、標準で十分かな」と思っていたのですが、インスタで素敵な施主さんの床を見るたびに「本当にこれで後悔しない?」という気持ちが膨らんでいって。
「標準床材でいい」と決めるには、まず実物をちゃんと見てから判断しよう。
そう決めて、私はショールームとモデルルームを約10回まわりました。その結果わかったこと、全部お話しします。
ラシッサDフロアって、実際どんな床材なの?

まず基本情報から整理しておきます。
LIXILのラシッサDフロアは、木質系のシート材フロアです。「シート材」というのは、合板などの基材の表面に木目プリントのシートを貼り付けたもの。無垢材や突板(ほんものの木を薄くスライスしたもの)とは違い、量産できるためコストが抑えられます。
- ノンワックス仕様:ワックスがけ不要でお手入れが楽
- 抗菌・防傷機能:子どものいる家庭でも安心
- 床暖房対応(耐水タイプもあり)
- 色バリエーション豊富:メープル・チェリー・ウォルナット・ホワイトオーク・グレー系など多数
なぜ「床材選び」で後悔する人が多いのか?理由は3つあります

① サンプルが小さすぎて、広く敷いたときのイメージがわかない
床材のサンプルって、手のひらサイズのことが多いですよね。実はこれ、落とし穴です。小さなサンプルで見ると「きれいな木目」に見えるのに、広い空間に敷き詰めると「あれ、なんかシート感が強いな…」となることがあるんです。
サンプル一枚だけで判断するのは、絶対NG。
② 色が暗いと「高見え」すると思い込んでいる
「濃い色の床ってスタイリッシュ」というイメージ、わかります。でもシート材の場合は話が違います。色が濃いほど、シート特有の「テカリ(光沢)」が目立ちやすい。テカリがあると、どんなに木目が綺麗でも「あ、シートだな」と一瞬でわかってしまいます。
③ 「他の床材と比べないまま」決めてしまう

ラシッサDフロアを単体で見ると、意外と悪くないんです。でも同じ空間にトリニティや突板フロアが並ぶと、差は歴然。比較しないまま「まあいいか」と決めた人が、後から後悔するパターンが多いです。
【本音レビュー】10回ショールームを回って気づいたこと

ここからは、私が実際に約10回、モデルルームやショールームをまわって体験したことをお伝えします。男の子3人と一緒にショールームを歩き回り、スタッフさんに「またですか!」と顔を覚えられるくらい通い込みました(笑)
メープル:シート感が少なく、広い空間でも自然

メープルは明るめのベージュに近い木目色。一番「シート感が出にくい」という印象でした。芯材と辺材のミックスによる自然な濃淡があって、シート材によくある不自然な繰り返しパターンが比較的目立ちにくいです。明るいトーンで部屋が広く見え、子どもがいる家庭でも汚れが目立ちにくいという実用面でも◎。
「無難」と思われがちなメープルが、実は一番ハズレが少ない選択だと感じました。


チェリー:高級感があって、テカリが最も目立たない

私が個人的に一番気に入ったのが、チェリーです。アメリカンチェリーの少し赤みがかった温かみのある色合いで、ラシッサDの中では最もシート感が抑えられている印象でした。節やガムスポット(黒い点々)が入ることで、リアルな木の表情が出ていて、単体で見ると突板っぽくも見えます。

「予算がどうしても厳しければ、チェリーにする」と私はもう決めています。それくらい、コスパ最強だと感じた色です。
ウォルナット:テカリが致命的に目立つ

ウォルナットは色が濃くてかっこいい。でも「シート材+濃い色=テカリが目立つ」の法則がもろに出ていました。光が当たったとき、明らかにシートの光沢感が目立ってしまい、「高級木材のウォルナット」というよりは「ウォルナット柄のシート」に見えてしまいます。もし無垢や突板のウォルナットが同じ価格で選べるなら、そちらを選ぶべきです。
ホワイトオーク:かなり厳しめの評価


ホワイトオークは、率直に言って一番おすすめしにくいカラーでした。色合いがかなり淡く、ツルツルした表面と相まって「建売住宅の床」という印象が出やすい。好みの問題もありますが、せっかく注文住宅を建てるなら避けた方がよいかもしれません。
トリニティと比べると?

ショールームでは、事前にDAIKENでもらったトリニティ(突板フロア)と並べて比較できる機会もありました。正直に言うと、木目の美しさは明らかにトリニティの方が上です。ラシッサDは少し「イラスト的」な木目の印象があり、白っぽい色むらも気になります。でも!広い面積に敷き詰めると、同じ木目パターンの繰り返しが意外と少なく、思ったよりナチュラルな仕上がりに見えました。
「ラシッサDは、比べなければ及第点以上」というのが正直なところです。 トリニティの詳しいレビューはこちら → ダイケントリニティで後悔する?子育て家庭の本音レビューと選び方
床材選びで後悔しないための具体的アクション

① 必ずショールームかモデルルームで広い面積を見る
手のひらサンプルだけで判断しないこと。できれば実際の部屋に近いサイズで確認を。
② 蛍光灯・電球色・自然光の3種類で見る
照明によって床材の表情は全く変わります。昼間の自然光で見ると、テカリが最もよくわかります。
③ 「チェリーかメープル」を基準に考える
シート材でいくなら、この2色が最も失敗が少ないです。ウォルナット・ホワイトオークは慎重に。
④ 床・建具・壁のトータルコーディネートで見る
床だけ単体で見ても正しい判断は難しいです。建具の色や壁紙との組み合わせを必ずセットで確認しましょう。
床材と一緒に揃えたい!施主おすすめアイテム
⭐️ノンワックスフローリング対応のフロアモップ・ウェットシート系
ラシッサDはノンワックス仕様なので、専用クリーナーでのケアがベストです。
価格:2999円〜 |
⭐️メープル・チェリー系の床に合うナチュラルラグ・カーペット
床材の色に合わせたラグ選びも、インテリアの完成度を大きく左右します。
価格:2230円〜 |
⭐️インテリアコーディネート本・家づくり本
床材選びも「インテリアのトータル設計」の一部。こういった本で全体像を学ぶのがおすすめです。
Casa BRUTUS特別編集 家づくりの教科書【電子書籍】[ カーサブルータス編集部 ] 価格:1222円 |
まとめ:ラシッサDは「選び方次第」で後悔しない床材になる

ラシッサDフロアは、シート材です。正直にそれを認めた上で言いますが、「チェリー」か「メープル」を選べば、標準床材として十分満足できるレベルだと私は思っています。
- 濃い色(ウォルナット・ホワイトオーク)はテカリに注意
- 必ず広い面積で確認する
- 比べすぎると沼にはまるけど、1〜2回は他の床材と比較してみて
床は毎日踏みしめるもの。後悔したくないなら、サンプルだけで決めず、必ず現物を見てから判断を。私がショールームを10回まわったのは、決して無駄じゃなかったと思っています。 他の床材も気になる方は、ライブナチュラルMRXとMSXの違い【後悔しない選び方】もあわせてどうぞ。
「家づくりの費用、もっとうまくやりくりできないか」と思ったら

床材をアップグレードしたいけど、予算が…というのは、家づくりをする人なら誰もが感じること。我が家も条件付き土地でのオプション費用の実態でも書いたように、標準とオプションの間でずっと悩んでいます。そんなとき、まず無料のFP相談を使ってみるのがおすすめです。
また、複数のハウスメーカーを比較することで、標準仕様のレベルが全然違うことに気づくことも。一括資料請求なら効率よく比較できます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。三兄弟ママのけんじつライフでは、平凡家庭がコスパよく後悔のない家づくりをするための情報を発信しています。次回も更新予定ですので、ぜひブックマークしてお待ちください!
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