床材を決めようとしたとき、まず最初に気になったのが「突板と挽き板って、いくら違うの?」という価格差でした。
ネットで調べてもふわっとした情報しか出てこないので、思い切ってHMに実際の見積もりを出してもらいました。数字は全部公開します😊
突板・挽き板・シート材、まず30秒で整理

価格差の話をする前に、3種類の違いをサクッとまとめておきます。
- シート材(ラシッサDフロアなど)……合板の表面にプリントシートを貼ったもの。HMの標準仕様で採用されることが多い
- 突板(ライブナチュラルMSX・PLUS)……天然木を0.3〜0.5mmの薄さにスライスして表面に貼ったもの。木目が本物
- 挽き板(ライブナチュラルプレミアム)……天然木を2.0mm以上の厚さで使用。無垢材に近い質感と重厚感

構造や触り心地の違いについて、詳しくはこちらにまとめています。
→ 床材選びの基本|無垢・挽き板・突板・シート材の違いを初心者向けに解説
朝日ウッドテックで実際の見積もりを取った数字、全部公開
まず設計士さんに口頭で聞いたところ、こんな答えが返ってきました。

- プレミアム(挽き板)約70平米:約120万円
- PLUS(突板)約70平米:約75万円
この時点でプレミアムは候補から外して、突板(MSXとPLUS)の正式見積もりをもらいました。対象エリアはLDK・玄関ホールで、フロアコーティング(FCL)込みの金額です。
| グレード | 種類 | HM見積もり(税抜) | HM見積もり(税込) |
|---|---|---|---|
| ライブナチュラルMSX+FCL | 突板 0.3mm | ¥484,000 | 約¥532,000 |
| ライブナチュラルプラス(PLUS)+FCL | 突板 0.5mm | ¥650,000 | 約¥715,000 |
| ライブナチュラルプレミアム | 挽き板 2.0mm | (口頭のみ) | 約¥1,200,000 |
ちなみに、FCLなし(約62平米)の見積もりも同時に出してもらいました(MSX約40.5万・PLUS約55.2万)。差し引きすると、フロアコーティング単体でMSXは約8万円、PLUSは約10万円かかっている計算です。
グレードの差額をまとめるとこんな感じです😅
- PLUSとMSXの差:約18万円
- プレミアム(挽き板)とPLUSの差:約48万円
- プレミアム(挽き板)とMSXの差:約67万円
「120万!?はい、あきらめまーす」——突板を選んだ正直な理由
プレミアムが約120万という数字を聞いたとき、正直こう思いました。

「そんなに? はい、あきらめまーす」
笑えるくらいすっきりした気持ちで、挽き板を候補から外せました。もともと、朝日ウッドテックはそもそも価格が高いので突板でも難しいかな〜、というのが最初の感覚だったんですよね。だから挽き板は「諦め半分」でスタートしていた。120万という数字を聞いて、潔く突板に絞ることができました。
我が家の場合、床以外にもお金をかけたいことがいくつかありました。お風呂のサイズ(1616から1620に変更)、廊下の幅(75cmから90cmに拡張)、階段(1段追加して傾斜を緩やかに)など、デザインより機能面を優先してコストをかける項目が多かったんです。だから「床に全振り」というよりは、突板で十分いい感じのおしゃれな家にできるなら、それでいいというスタンスでいました。

費用対効果の観点からも、「シート材 → 突板」の方が「突板 → 挽き板」よりも差が大きいと感じています。突板にするだけで空間のグレード感はぐっと上がる。でも挽き板との差は、よっぽど床材マニアな人じゃないと実感しにくいかもしれない。

そう思った体験が、一つあります。
以前、築10年ほどの親族の家に遊びに行ったとき、「この家、高級そう。いいお家だな〜」と感じたんですよね✨ 帰り道に夫とその話をしながら気づいたのですが、その印象の一番の理由が「床」だったんです。家具でも壁紙でもなく、床。床の質感って、空間に入った瞬間に目に入って、部屋全体のグレード感を決めてしまうんだと、その家で初めて実感しました。

「床の印象は、家具やクロス以上に大きい。お化粧しなくても、素材が素晴らしいという印象を受ける」——そんな感覚でした。
ICさんや設計士さんも「お金をかけるなら、クロスや水回りよりも床」とおっしゃっていました。確かに、床は面積が広くて後から張り替えが困難な部分。そういう意味でも、費用対効果が高いところにはちゃんとお金をかけたい。だから「全振りはしないけど、突板は選ぶ」というのが我が家の落とし所です。
他メーカーとの価格比較も正直に
イクタ——「5万安い程度」ならほぼ変わらない
一応、イクタでも価格を調べてもらいました。結果は、朝日ウッドテックより5万円ほど安い程度でした。


定価ではイクタの方が安いはずなのですが、我が家のHMは朝日の取り扱い件数が圧倒的に多くて(「イクタのお客さんはほぼいない」とのこと)、掛け率が低いから最終的にほぼ同じになるようです。ICさんも「見た目・クオリティでは朝日ウッドテックが一強ですね」とはっきり言っていました。
「半額〜3分の2くらいの価格差があればイクタも真剣に検討した」けれど、5万差ではイクタを選ぶ理由を見つけられませんでした。HM次第で状況は変わると思いますが、参考まで。
マルホン(施主支給)——挽き板も「現実圏」になる価格帯
施主支給ができる場合の話として、マルホンの挽き板も見積もりを取ったことがあります。専門店(滝口木材)からの見積もりで、¥12,170/m²・70㎡でトータル約93万円でした。

HM経由のプレミアム(約120万)と比べると、同じ挽き板でも30万ほど安くなる計算です。施主支給が認められるHMなら、挽き板という選択肢も現実的に入ってくると思います。
ただ、我が家はHMに施主支給を断られたので、この選択肢はなくなりました。その経緯はこちらに書いています。
→ 床材の施主支給をHMに断られた話|理由と私の気づき
まとめ——突板に決めた。MSXかPLUSかはまだ迷い中😅
我が家の結論をまとめます。
- 挽き板(プレミアム):候補外。約120万はさすがに踏み切れなかった
- 突板で行くことは決定。MSXかPLUSかはまだ検討中(差額は約18万)
- 夫は「どうせなら上を」とPLUS推し。私はコストを見ながらまだ迷っています
「床に全振りしなくても、突板1枚でワンランク上の空間になる」——そう思える体験をショールームと親族の家で積んで、突板への確信は固まりました。あとはMSXかPLUSか、もう少し悩みます笑


床材の費用感を調べるほどに、「もっと早い段階でいろんなHMの標準仕様を見比べておけばよかったな」と思うことがあります。HMによって標準仕様が全然違うし、掛け率も違う。その話を正直に書いた記事があるので、よければ読んでみてください。
→ 間取り比較をしないで決めた私が、契約後に感じている正直な気持ち

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