床材選びの基本|無垢・挽き板・突板・シート材の違いを初心者向けに解説

家づくり
この記事は約9分で読めます。

「無垢床にしたいな」と思ってショールームに行ったら、挽き板・突板・シート材…と言葉が飛び交って、気づいたら頭が真っ白になっていた。

これ、私の実話です。

注文住宅を建てることが決まり、「せっかくだから床は天然木にしたい」と軽い気持ちでショールームへ。でも担当者に「突板の単板厚はどうしますか?節はあり・なし?塗装はオイルかウレタンか?」と矢継ぎ早に聞かれて、全然わからないまま頷いてしまいました。

この記事では、床材の種類・選び方の基本を、ショールームに5社以上足を運んだ私が初心者向けにわかりやすく解説します。専門用語に振り回されずに、自分に合った床材を選べるようになってほしいという思いで書きました。

この記事でわかること

・無垢・挽き板・突板・シート材の違いと向き不向き
・床暖房対応かどうかの確認が必須な理由
・節あり/節なし・塗装の種類が見た目・手入れにどう影響するか
・ショールームで実際に確認すべきポイント
・子育て中の家庭が床材を選ぶときに考えたいこと

まず知っておきたい。床材は大きく4種類ある

床材を選ぶ第一歩は、「種類」を整理することです。天然木系の床材は、木の使い方によって大きく4つに分かれます。

①無垢材

1枚の天然木をそのまま使ったもの。木の温かみや踏み心地は最高レベルで、年月とともに味わいが増します。ただし、湿気・乾燥で反りや収縮が起きやすく、床暖房に対応していない樹種が多いのが難点です。価格も高め。

②挽き板(ひきいた)

天然木を2〜3mm程度にスライスし、合板の上に貼ったもの。無垢ほどではないですが、踏んだときの感触・木目の表情は本物に近く、床暖房対応商品も多いのが特徴です。価格は無垢より少し安め。

③突板(つきいた)

天然木を0.3〜1mm程度の薄さにスライスし、合板に貼ったもの。見た目は天然木ですが、挽き板より木の層が薄い分、価格を抑えられます。床暖房対応商品が多く、施工後の狂いも少ないのが扱いやすいポイントです。

④シート材

木目のプリントを施した樹脂シートを合板に貼ったもの。ハウスメーカーの標準仕様によく使われます。傷がつきにくく・掃除しやすく・価格が安い。ただし、踏んだときのペタペタした感触と、見た目の「安さ」はどうしても出てしまいます

TOMAの実感

5歳の長男がDAIKENのトリニティ(挽き板)の展示を踏んで「きれいな床だね」と言いました。子どもでも違いがわかるくらい、見た目の差はあります。一方で、ハウスメーカーの標準仕様のシート材(リクシルのラシッサD)も実際に踏み比べると、決して悪くはないんです。

各メーカーのサンプルを取り寄せて、自宅の光の当たり方で確認するのがおすすめです。実際のショールームと自宅では見え方が全然違います。


【ポイント5倍 4/4 20:00〜4/10 01:59まで】床材見本帳 フロアタイル JOINT-LOCK JOINT-LOCK pietra ジョイントロック ピエトラ アサヒペン 総合見本帳 木目調 6柄 石目調 4柄 A4サイズ見本帳

床暖房を入れる予定があるなら、これが最重要チェック項目

「無垢床にしたい!」と思っていた私が最初に壁にぶつかったのが、床暖房対応かどうかの問題でした。

無垢材は天然木をそのまま使っているため、熱による収縮・膨張が大きく、床暖房の熱に耐えられないケースが多いです。無垢フローリングドットコムさんのショールームで見たアカシアの挽き板(AK4RA)は見た目が好みで有力候補でしたが、床暖非対応とわかり断念しました。

樹種によっても対応が異なります。オークは床暖対応商品が比較的多いですが、アカシアや松などは非対応が多め。ショールームや商品ページで「床暖房対応」を必ず確認してから比較することをおすすめします。

床暖房対応の目安(参考)

種類床暖対応コメント
無垢材△〜×樹種・商品によって異なる。要確認
挽き板△〜○対応商品が増えているが、非対応もある
突板対応商品が多い
シート材ほぼ対応

節あり・節なし、どちらが正解?

節あり・イクタフローリング挽板

天然木の床材を選ぶとき、多くの人が最初に迷うのが「節あり(ワイルド)か、節なし(ナチュラル)か」です。

節なし・イクタフローリング突板

私も最初は「絶対に節なし!上品な方がいい」と思っていました。でも、無垢フローリングドットコムさんのスタッフに聞いたら面白いことを言われました。

「うちに見に来るお客さんの8割が最初は節なし希望なんですが、実物を見ると8割が”節ありでもいいかも”ってなります。理由は、実物を見たら思ったより気にならないのと、節ありの方が価格が少し安いから」

実際に並べてみると、節ありの方が自然な木の表情があって温かみを感じる、という人も多いです。一方で、ホテルライクなすっきりとした空間を目指すなら、節なしの方が整って見えます

無垢フローリングドットコムのショールーム・節なし

朝日ウッドテックのショールームでも同じようなことを言われました。「ホテルライクを目指すなら節の少ないMSXやPlusが合う。節の出方には個体差があることも理解しておいてほしい」と。

サンプルだけで判断せず、できれば大きめの展示板で確認するのがおすすめです

塗装の種類(オイルとウレタン)、実際どう違う?

床材の仕上げには大きく「オイル塗装」と「ウレタン塗装」があります。カタログを見ると「オイル仕上げの方が自然な風合い」と書いてあることが多く、私も最初はオイル一択と思っていました。

でも、無垢フローリングドットコムの大阪ショールームで両方を並べて確認したところ…ウレタン艶消し仕上げとオイル仕上げ、ほぼ見た目の違いがわかりませんでした

塗装メリットデメリット
オイル塗装木の呼吸を妨げない。自然な風合い定期的なオイルメンテナンスが必要
ウレタン塗装(艶消し)メンテナンスがほぼ不要。汚れに強い傷が入ると補修しにくい
無垢フローリングドットコム・艶消しウレタン

子育て中の家庭にとっては、ウレタン艶消し仕上げの方が日々のお手入れが楽という現実的なメリットがあります。「木の呼吸を大切にしたい」こだわりがなければ、ウレタンで十分だと私は思っています。

オイル塗装を選んだ場合、定期的なメンテナンスオイルが必要になります。


【ポイント10倍&クーポンあり】【日本総代理店】 リボス自然塗料 ビボス セット #587-11 蜜蝋 オイルワックス 木材 塗装 オイル仕上げ テーブル メンテナンス ワックスケア Livos リボス 塗料 オイル蜜ろう リボスオイル オイル塗料 亜麻仁油 塗料 アマニオイル SS09

突板は「厚み」で見え方が全然変わる。これは盲点だった

「突板は薄い木を貼っているだけでしょ?」と思っていたのですが、突板の単板の厚みによって、見え方が大きく変わります

朝日ウッドテックのショールームで教えてもらったのですが、

  • 0.3mm厚:板と板の間の溝に下地の色(銀色やオレンジ)が透けて見えやすい
  • 0.5mm厚:溝まで木質(オーク材)が続くため、奥行き感があり、まるで挽き板のような印象になる

同じ「オーク突板」でも、厚みが違うだけでここまで印象が変わるのかと驚きました。予算を抑えながら見た目にこだわりたい方は、0.5mm厚の突板を選ぶと費用対効果が高いです。

ちなみに、無垢フローリングドットコムのオーク突板(OK5AT)は単板が1mmあり、「もはや挽き板との違いがわからない」とスタッフさんも言っていました。見た目で選ぶなら十分な質感です。

ショールームで必ず確認してほしいこと3つ

ここまで読んでいただいたら、「じゃあ実際にショールームで何を見ればいいの?」という疑問が出てくるかと思います。複数のショールームを回った私が特に重要だと思ったのは、次の3点です。

①板と板の間の「溝」を確認する

無垢フローリングドットコムの展示フロアを見て驚いたのが、板の間に溝ができているものが多かったこと。聞いてみると、施工時のボンドの使い方や、湿気・乾燥による収縮の影響で、特に無垢・挽き板は溝ができやすいとのことでした。

溝ができると見た目の印象がガラッと変わります。実際に展示されている床を見て、「これくらいなら許容できる」と確認しておくと安心です。

②経年変化したサンプルを見る

大阪のショールームでは、10年前に施工したオーク材と新品を並べて比較できました。10年経つと、オークは濃い黄色味が出てきます。「今のナチュラルな色が好き」という方は、少し薄めの色を選んでおくと、経年後に好みの色味に近づくかもしれません。

③自宅の光の当たり方で見直す

ショールームと自宅では、光の種類(蛍光灯・LED・自然光)や入り方が全然違います。サンプルをもらって持ち帰り、実際に設置する部屋で確認するのが理想です。私はクロスと床材のサンプルをパナソニックのショールームに持ち込んで確認しましたが、イメージが全然違いました。

ハウスメーカー選びと同時に床材も比較したいなら

各ハウスメーカーの標準仕様や選べる床材は、実は会社によって大きく異なります。複数のハウスメーカーのカタログを一括で取り寄せて比較するのが、遠回りなようで一番効率的です。

子育て家庭が床材を選ぶときに考えたいこと

0歳・3歳・5歳の三兄弟を育てながら床材を選んでいる私が、子育て家庭の目線で正直に思うことを書きます。

まず、傷のことはある程度割り切ることが大切だと思います。天然木の床材は、おもちゃを落としたり、椅子を引いたりすると傷がつきます。でも、シート材と比べると「毛羽立ちにくい」という特性があり、傷がついても味わいとして感じられることも多いです。

小さい子どもがいる場合は、しばらくはラグやマットで床を保護しておく方が安心です。特に、尖ったおもちゃを床に突き刺すような行動(うちの3歳がまさにこれ)は、天然木でも割れる可能性があります。

せっかくの床材を守りながら、子どもが安心して遊べる空間にするには、ラグの選択も重要です。


【ポイント5倍★〜4/9 23:59迄】 ラグ 洗える シエロ 【最大30%OFF】 販売累計14.3万枚! ラグマット キルトラグ 北欧 おしゃれ くすみ カーペット 95×130 130×190 190×190 190×240 190×300 1.5畳 2畳 3畳 リビング 滑り止め オールシーズン コーデュロイ

また、日々の掃除のしやすさも重要です。ウレタン塗装仕上げは水拭きが比較的楽で、汚れもさっと取れます。オイル塗装の場合は、水をこぼしたらすぐ拭き取るのがルールになります。共働きで時間のない家庭には、ウレタン仕上げの方が現実的かもしれません。

各メーカーの比較は専門記事で詳しく解説しています

この記事では床材の基本を解説しましたが、「じゃあ具体的にどのメーカーを選べばいいの?」という疑問は当然出てくると思います。私が実際にショールームに行って確認した各メーカーの比較記事は、以下からどうぞ。

全記事のまとめページはこちらです。
【床材まとめ】三兄弟ママTOMAの床材全記事ガイド

まとめ

床材は「無垢が一番いい」「シート材はダメ」という単純な話ではなく、床暖房の有無・予算・日々のメンテナンスとの兼ね合い・求める見た目によって、正解が変わります。無垢フローリングドットコムの突板は朝日ウッドテックの6分の1の価格で、質感はほぼ同等という現実もあります。一方、朝日ウッドテックには長年の実績と安心感があります。

私自身、5社以上のショールームを回り、サンプルを持ち帰り、実際の光の当たり方で何度も確認して、今もまだ迷っています。それくらい、床材は奥深い選択です。でも、この記事で解説した「4種類の違い」「床暖対応の確認」「節と塗装の選び方」「ショールームでの確認ポイント」を頭に入れておくと、ショールームに行ったときに全然迷い方が変わります。

ぜひショールームに足を運んで、実物を触ってみてください。カタログとは全然違う発見がきっとあります。

プロフィール
この記事を書いた人

国立大学出身/3 boysママ(0・3・5歳)
2026年末引き渡し予定に向けて家づくり中🏠

もともと”納得するまで、徹底的に調べるタイプ”
家づくり・家電・子育てグッズをとことん比較検討します。

実際に調べてわかったことを、リアルな体験ベースで発信しています🌿

忙しい方でも最短で良い選択ができるよう、分かりやすくまとめることを意識しています🫧

tomatoma_homeをフォローする
家づくり
\シェアしていただけると励みになります/
tomatoma_homeをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました