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「トリニティにフロアコーティングって、していいのかな」

3兄弟ママのTOMAです。HMを12社まわって、いよいよ9月に着工予定です!
わが家は1階が朝日ウッドテックのMSX、2階がLIXILのラシッサDフロアです。予算の関係で、天然木とシート材をどちらも採用することになりました。
コーティング会社2社に見積もりを取ったとき、頭にあったのは1階だけでした。34回ショールームをまわって選んだ天然木の床を、きれいな状態を保ちたくて😭
結論から:施工はできます。ただしメーカーは「使用しないでください」と書いています
できるか、できないか。できます、とのこと😮
コーティング会社に聞いたところ、DAIKENのトリニティとLIXILのラシッサDフロアだけで800件以上の施工実績があるという返事でした。


ところがDAIKENもLIXILも、公式には「使用しないでください」と書いています。
そして、調べていていちばん引っかかったのはここでした。
| わが家の床 | メーカーの保証 |
|---|---|
| 1階 朝日ウッドテック MSX(天然木の突板) | なし(HMの説明) → 通常2年(朝日に直接確認) |
| 2階 LIXIL ラシッサDフロア(シート材) | 引き渡しから2年 |
HMの説明では、高いほうに保証がなくて、安いほうに保証がある、という話でした。
ところが朝日ウッドテックに直接聞くと、MSXにも通常2年の製品保証がありました。結局、どちらも2年。コーティングが原因の不具合は対象外、という点も同じでした。
DAIKENとLIXILが、公式に書いていること
まずメーカーの言い分から。トリニティについて、DAIKENはこう書いています。
フロアコーティング(厚塗り表面コート剤)は、はがれ、膨れ、白化、粉吹き、変色、床鳴り、ひび割れ等の不具合を発生する恐れがありますので使用しないでください
LIXILも同じです。フロアコーティングは本来の性能や品質を損なう場合がある、使用しないでください、と。そのうえで「ご使用に伴う不具合は保証対象外となります」とあります。

迷う余地がないくらい、はっきりしています。
おもしろいのは、天然木だと「フロアコーティング」への温度感が違うことです。朝日ウッドテックのカタログには、こうありました。
表面コート剤(コーティング)を使用する必要はありません。希望される場合は、施工者様に十分にご相談の上、使用をご判断ください。
「使用しないでください」と「使用する必要はありません」。同じ「すすめない」でも、強さが違います。シート材のほうが、はっきり止められているように感じます😮
コーティング会社に聞いたら、「シート材の施工例800件」と言われました
メーカーの言い分だけでは決められないので、売る側にも聞きました。メールで質問したのは2社。返事が来た1社から、こんな回答をもらいました。
- 年間6,500件以上の施工。トリニティとラシッサDフロアだけで800件以上
- シート系を含めていろいろな床材に実績があり、床材によって耐久性が大きく変わるものではない
- 木目柄のシート系なら、表面を保護するメリットのほうが大きいと考えている
- 本当に相性が悪いと判断する床材には、施工をすすめていない
メーカーは使わないでと書き、施工会社は800件やっている。
どちらかが嘘をついている、という話ではなく🤔守りたいものが違うだけです。メーカーは自社の塗装の性能を守りたい。施工会社は傷と汚れから床を守りたい。

営業さん、設計士さん、ICさん。家づくりでは立場によって言うことが食い違う場面が何度もありました。今回もそれです。一人の話だけで決めなくてよかったです😅
プライマーを使うかどうかは、床材で違いました
回答のなかで、いちばん具体的だったのがここです。プライマーというのは、コーティング剤を密着させるための下塗りのことです。
| 床材 | プライマー |
|---|---|
| 朝日ウッドテック MRX(天然木) | なし |
| LIXIL ラシッサDフロア | あり |
| DAIKEN トリニティ | 床の色によってあり |
「シート材だから必ずプライマーを使う」わけではないそうです。表面の状態と材質の相性を見て、そのつど決める、と。
トリニティが「色によって」なのが気になりました。人気5色を触り比べたとき、色で表面の質感がけっこう違ったので、たしかにそうだろうなと。見積もりを取るなら、自分が選んだ色まで伝えたほうがよさそうです。
DAIKENにも直接聞いてみました
施工会社の話だけでは、片方の言い分しか聞けていません。そこでDAIKENのお客様センターにも、同じことを問い合わせました。
翌日には返事が来ました。要点をまとめるとこうです。
| 聞いたこと | DAIKENの答え(要約) |
|---|---|
| どのコーティングがダメ? | ガラス系・UVなど、種類を問わず非推奨 |
| なぜ? | 業者ごとに薬剤が違い、全部は確かめられない。シートの剥がれ・しわや変色、コーティング自体の剥がれの報告が少なくない |
| プライマーをすれば? | 下塗りで覆うと、傷がつきにくいなど本来の表面の性能が働かなくなる可能性がある |
| 保証は? | 引き渡しから2年。対象外になるのは、コーティングが原因の不具合だけ。ただ原因の切り分けが難しく、結果的に対象外になることもある |
| ワックスは? | 使えるのは専用の「DKワックスネオ」と、リンレイ「ハイテクフローリングコート」の2つだけ。ほかは保証の対象外 |
| 普段のお手入れは? | 乾拭きと、ときどき固く絞った雑巾。洗剤は床用の中性洗剤。クイックルワイパーはドライならOK |
いちばん驚いたのは、プライマーの話です。
施工会社は「プライマーで密着させるから大丈夫」。DAIKENは「プライマーで覆うと、トリニティの強い表面が活きなくなる」。同じ下塗りを、正反対の向きから見ていました。
保証も、コーティングをしたら全部なくなる、という話ではありませんでした。ただ、何かあったときに「原因はコーティングでは?」となりやすい。保証を受けにくくなる、と考えておくのが近そうです。

ワックスまで2つに決まっているのは知りませんでした。コーティングをしない人も、ドラッグストアで適当に買う前に一度確認したほうがよさそうです😅
うちの2階のLIXILにも、同じ質問を送りました。
LIXILからも返事が来ました。要点は3つです。コーティングをすると、ラシッサDの表面の性能は無くなる。するならプライマーは必要。保証は、コーティングが原因の不具合と表面の性能は対象外で、それ以外の不具合は保証の対象。DAIKENと同じく、保証が全部消えるわけではありませんでした。4社の答えは、床材メーカー4社にフロアコーティングを聞いてみた記事で表にまとめています。
いちばん大事なのは保証です。HMとメーカーで答えが違いました
ここが今回いちばん書きたかったところです。
ハウスメーカーのインテリアコーディネーターさんに、1階と2階の両方について聞きました。口頭だと残らないので、メールで。
返ってきたのがこれです。
| わが家の床 | メーカーの保証 |
|---|---|
| 1階 朝日ウッドテック MSX(天然木の突板) | ありません(HMの説明) → 通常2年(10月に朝日へ直接確認) |
| 2階 LIXIL ラシッサDフロア(シート材) | 引き渡しの日から2年 |

天然木のほうが高いです。うちの見積もりでは、シート材との差は125万円ありました。その高いほうに、メーカーの保証がついていない、という説明でした。
LIXILの保証書も送ってもらいました。引き渡しから2年(電装部品は1年)。免責事項が13項目ならんでいて、そのなかにこんな一文があります。
当社の手配によらない加工、組立て、施工、管理、メンテナンスなどの不備に起因する不具合
コーティングがここに当たる、と書いてあるわけではありません。ただ、ハウスメーカーの手配以外で床に手を入れることになるのは確かです。

HMの説明どおりなら、天然木には失う保証がもともとない。シート材には2年ある。
……と思っていたら、朝日ウッドテックに直接聞くと「通常2年」。どちらも2年でした🤔
1階のやりとりは朝日ウッドテックの記事に詳しく書きました。保証の年数で見れば、天然木もシート材も同じです。違うのは、メーカーの止め方の強さと、剥がれの報告があるかどうかでした。
コーティング会社の保証と、床材メーカーの保証は別物です

もうひとつ、聞いておいてよかったことがあります。コーティング会社の保証は、床材メーカーの保証の代わりにはなりません!
回答にはこうありました。コーティング施工後に床材側で発生した不具合について、自社が床材メーカーの保証を代わりに保証するものではない、と。
床そのものの不具合や、暮らしのなかで起きた反り・割れ・シートの剥がれは、床材メーカー側の話。コーティングの保証は、コーティングの膜についての保証。財布が2つあると思っておくとよさそうです。

あわせて、こうも書かれていました。床材メーカーの保証期間は一般に1〜2年程度で、実際には家具を引きずった傷やシートの剥がれ、水濡れは対象外になることが多い、と。
そう言われると、2年の保証で守られる範囲も、思っていたより狭いのかもしれません。
※シート材はメーカーがコーティングを推奨していません。DAIKENからは「剥がれなどの報告が少なくない」「保証を受けにくくなる場合がある」と聞いています。申し込むときは、床材の商品名と色を伝えて、相性と保証の扱いを確認してください。
わが家のその後


結論から書くと、まだ決めていません・・・💦
もともと1階の天然木だけのつもりでした。2階は考えてもいなかったです。今回調べて、2階のシート材のほうがメーカーの止め方が強い、とわかったところです。
保証については片づきました。1階のMSXも2階のラシッサDも、保証は2年。どちらもコーティングが原因の不具合は対象外です。1階のやりとりは別の記事に書いています。
あとは、お金です・・・💦
9月に着工します。ここから外構、カーテン、照明と、金額が出てくるものがまだあります。見積もりは20万円と40万円でした。20万円を床に使うのか、別のところに回すのか。家づくり全体の予算のなかでどこに置くか、そこを並べてから決めます。

ちなみに夫は「え、床にそんなにかけるの」でした。同じ金額でカーテンが全部いける、と言われるとそのとおりで🙏
決めたら、ここに書き足します!施工するなら、そのあとの床の様子も。
🌿 シート材の床を選んだ人が、今日できる4つ
☑ DAIKEN・LIXILの公式サイトで「フロアコーティング」を自分の目で読む
☑ メーカー保証の年数と範囲を、HMとメーカーの窓口の両方にメールで聞く(わが家は答えが違いました)
☑ コーティング会社には「うちの床材と色でプライマーを使うか」まで聞く
☑ 床材メーカーの保証と、コーティング会社の保証を別々に並べて書き出す
よくある疑問 🙋
Q1. トリニティとラシッサD、どちらもコーティングできますか?
施工実績としてはどちらもあります。聞いた会社では、この2つだけで800件以上とのことでした。ただしメーカーはどちらも公式に「使用しないでください」と書いています。できる/すすめられている、は別の話です。
Q2. メーカーが止めているのに、施工してもいいのでしょうか?
そこは施主の判断になります。判断するのに要るのは、①自分の床材にメーカー保証があるか ②何年か ③引き渡し後も効くのか、の3つだと思っています。わが家はHMとメーカーで答えが違ったので、メーカーにも直接聞くのがおすすめです。
Q3. コーティングすると、保証は完全になくなりますか?
LIXILの保証書には、コーティングをしたら無効、とは書かれていません。免責事項に「当社の手配によらない…メンテナンスなどの不備に起因する不具合」とあるだけです。不安なら、施工前にHM経由でメーカーに確認するのが確実です。
DAIKENに聞いたところ、対象外になるのはコーティングが原因の不具合だけ。ただ原因の切り分けが難しく、結果的に対象外になることもある、という答えでした。
LIXILに確認したところ、コーティングが原因の不具合と表面の性能は対象外、それ以外の不具合は保証の対象、という答えでした。
Q4. 天然木とシート材、どちらがコーティングに向いていますか?
聞いた会社の答えは「床材によって耐久性が大きく変わるものではない」でした。違いが出るのは下地の処理です。ラシッサDはプライマーあり、トリニティは色によって、朝日のMRXはなし、という説明でした。
一方DAIKENは、プライマーで覆うと本来の表面の性能が働かなくなる可能性がある、という考えでした。
Q5. 天然木ならどうなんですか?
わが家の1階の話はこちらの記事にまとめています。朝日ウッドテックは「使用する必要はありません」という書き方で、DAIKEN・LIXILより弱い表現でした。ただしコーティングをすると、抗菌・抗ウイルスの性能は出なくなります。
※シート材の床なら、申し込む前にメーカーの見解(この記事の「DAIKENにも直接聞いてみました」)を読んでから決めてください。
まとめ
シート材の床にコーティングはできます。実績もあります。そのうえでメーカーは、使用しないでくださいと書いています。

で、どうするか。
保証がどうなるかは、床材によって違います。そして、聞く相手でも答えが変わりました。HMとメーカー、両方に確認してください。
そして「保証があります」と言われたら、それが引き渡しまでのものか、引き渡し後も効くものかまで聞いてみてください。私はここを確認しないまま床を選んでいました。
床材そのものをまだ決めていない方は、8メーカーを触り比べた全記録から読んでもらえたら嬉しいです。シート材で迷っているならトリニティの本音レビューとラシッサDフロアを調べたときの記録もどうぞ。




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