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「ラシッサDフロア、採用して後悔しませんか?」
HMの標準床材がラシッサDフロアに決まって、こう検索した方、多いと思います。私も全く同じでした。
床材の施主支給ができないと知った瞬間、「この床で30年過ごすのか…」と少し気持ちが落ちました。だから諦める前に徹底的に調べました。ショールームを何度も訪問し、サンプルを自宅に取り寄せて実際に確認した結果、「後悔しない選び方のポイント」がはっきり見えてきました。
結論を先に言うと、ラシッサDフロアは「後悔必至の床材」ではありません。でも「知らずに選ぶと後から気になりやすい床材」ではあります。この5つのデメリットを知った上で選べば、後悔のリスクはかなり下がります。
ラシッサDフロアとは|標準仕様で選ばれる理由

ラシッサDフロアはリクシル(LIXIL)が展開する複合フローリングです。表面はシート材(印刷+コーティング)で、多くのハウスメーカーの標準仕様に採用されています。
私が建てているHMでも、お客の9割以上がラシッサDから色を選ぶと担当者に言われました。「無垢床こだわり派は1割以下」という現実。それだけ普及しているのは、コスパ・カラーバリエーション・施工のしやすさが理由です。

ただ、「標準だから」と深く考えずに選ぶと、後から気になり始めることがあります。私が確認してわかった5つのポイントを正直にお伝えします。
ポイント① 強い日差しでテカリが出やすい

ラシッサDフロアの表面はシートにUVコーティングが施されています。普通の室内灯ではそれほど気になりませんが、南向きリビングへの強い日差しが当たると、光が表面を「滑るように」反射するんです。
このテカリが出た瞬間、「あ、やっぱり印刷なんだな」と実感するという声をよく聞きます。天然木や挽き板は光を「吸収」するような反射の仕方をするのに対して、ラシッサDは光を「跳ね返す」感じ。日当たりの良い家ほど、このリスクは高まります。
気になりにくい人:北向き・採光控えめな間取り、またはカーテン・ブラインドで日差しを調整する予定がある人。
気になりやすい人:南向きの大きな窓があるリビング、日中カーテンを開け放つ生活スタイルの人。
ポイント② 木目のリピートが目に入りやすい

シート材の宿命とも言えるのが、木目パターンが繰り返される「リピート問題」です。
ラシッサDは数種類の木目パターンをローテーションして並べていますが、広いリビングに敷き詰めると「この節、さっきも見たな」「同じカーブの木目がまた出てきた」と気づく瞬間があります。6畳程度の部屋では気になりにくいですが、LDK20畳以上になると確率が高まります。
気になりにくい人:木目が細かく均一な色(チェスナット・チェリー)を選んだ場合。
気になりやすい人:節や特徴的な木目が多いナチュラルオークを選んだ場合、広いLDKに使う場合。
コーディネーターさんも、特にナチュラルオークは節と木目が不自然に繰り返されるので、おすすめしていない、と話していました。
ポイント③ 傷が「味」になりにくい素材
無垢材や挽き板の傷は、使い込むうちに「ヴィンテージ感」「生活の証」として味になっていきます。でもラシッサDの傷は、表面シートが剥がれると茶色い基材が露出します。

天然木のような「傷も含めて育てる」感覚にはなりにくく、むしろ「劣化した床」に見えてしまうことも。子どもがおもちゃを引きずったり、椅子を繰り返し引いたりする家庭では、この点は頭に入れておいてほしいです。

対策として有効なのは、椅子の脚にカバーをつけること。引き傷の大半は椅子からです。入居前に全脚分つけておくのが正解です。
▼ 傷リスク対策に|入居前に全部つけておくのがおすすめ
椅子の引き傷を防ぐには、脚キャップを最初から全部つけておくのが一番。あとから「傷がついてから」では遅いです。我が家は、すり減ったら、先のゴムだけ取り替えられるこの商品を愛用してます🎵
ポイント④ 足冷えには限界がある

ラシッサDフロアはシート材×合板の構造のため、冬場の足冷えはほぼ避けられません。床暖対応品もありますが、床暖なしで使う場合は天然木より冷たく感じやすいです。
設計士の方に聞いたところ、「挽き板を選んでも突板を選んでも、床暖を入れないと最初はひんやりします」とのこと。とはいえシート材は熱伝導率が高めで、冷えを感じやすい傾向はあります。
床暖なしで検討中なら、厚手のラグを敷く・スリッパを使う・床暖設置を追加検討する、のいずれかで対策を考えておくと安心です。
ポイント⑤ 広い部屋ほどシート感が目立つ
6畳の個室やトイレの床にラシッサDを使っても、ほとんど気になりません。でもLDK全体に敷き詰めると、「白い光の反射」が全体に広がり、部屋の印象が建売っぽくなることがあります。

特に濃い色(ウォールナット系)は光の反射でシートっぽさが際立ちやすく、逆にオーク〜メープルの薄い色の方がシート感が目立ちにくい傾向があります。遠目で見ると木目が見えなくなる点も、シート材の特徴です。

DAIKENのトリニティと比較したとき、同じシート材でも目地の沈み込みと立体感が全然違って、ラシッサDのフラットさがより際立って見えました。「トリニティと迷っている」方は必ず両方のサンプルを並べてみることをおすすめします。
ラシッサDの特性、採用前に知っておいてよかったです
ラシッサDには特性があります。採用前に他の床材・他HMの標準仕様と比べておくと、後から気づく点を減らせます。
それでもラシッサDを選ぶ理由
ここまで5つのポイントを書いてきましたが、我が家ではラシッサDも有力な候補です。理由は3つ。
1つ目は施主支給ができないこと。我が家のハウスメーカーでは提携外業者から床材を持ち込む選択肢がそもそもありません。

2つ目はカラーバリエーションの豊富さ。インテリアの色味を完璧に揃えたい人にとって、ラシッサDの色のバリエーションは優秀な武器になります。「床は背景」と割り切って、家具・カーテン・壁紙との色合わせを楽しむ使い方です。
3つ目はコスパの高さ。朝日ウッドテックの挽き板が施工込み約125万円かかるのに対し、ラシッサDは標準仕様の範囲内。その差額をキッチンや照明・家具に回せると考えると、悪くない選択だと思っています。

「質感に妥協できない」方はDAIKENトリニティか朝日ウッドテックへのアップグレードを検討した方が気になる点ないかもしれません。でも「色味とコスパを割り切って楽しむ」と決めたなら、ラシッサDは十分に選択肢になります。
標準仕様の差、比較して初めてわかりました
ラシッサDの特性を採用前に把握しておいてよかったです。HMによって代替品の費用も変わるので、早めに各社の提案を比較しておいてよかったです。
我が家も比較してから決めました。打ち合わせ中も、引き渡し後も、「このHMを選んでよかった」と思えています。
まとめ
ラシッサDフロアは「気になる点する床材」ではなく、「リスクを知った上で選ぶ床材」だと思っています。テカリ・木目リピート・傷の見え方・足冷え・シート感、どれも「そんなもの」と割り切れる人には全く問題ありません。むしろコスパとカラーバリエーションは本当に優秀です。

問題は「知らずに選んで後から気になり始めること」。この記事で挙げた5つのポイントを頭に入れた上で、サンプルを取り寄せて実物を確認してから決断することをおすすめします。色選びの詳細は次の記事でまとめています。
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採用前に確認したい:ラシッサDフロア よくある疑問【Q&A】
Q. ラシッサDフロアを長くきれいに保つには?
A. 入居前にフロアコーティングを施工しておくのがおすすめです。傷や汚れを防ぐ効果が高く、特に小さな子どもやペットがいるご家庭では安心して使えます。日常のお手入れはフローリングワックス不要・水拭きOKで手軽です。
Q. 冬の足元の冷たさ対策はどうすればいい?
A. ラシッサDフロアには床暖房対応品があります。床暖房を導入する場合は対応グレードを選ぶのがベスト。床暖房なしの場合もラグやスリッパで快適に過ごせます。ショールームで実物を踏んで確かめてみるのがおすすめです。
Q. 後悔しない色の選び方を教えてください
A. 実物サンプルを取り寄せて、自宅の照明・壁紙と合わせて確認するのが一番確実です。住宅展示場やショールームで実物を見ると、カタログとの印象の違いがわかります。ミディアムブラウン・ナチュラル系は間取りや照明を選ばず合わせやすいと言われています。
Q. 長く使い続けるためのポイントは?
A. 定期的なから拭き・水拭きでのお手入れが基本です。ラシッサDフロアはワックス不要で管理が楽な素材。入居後もメーカー推奨のお手入れを続けることで、長期間にわたって美しさを保てます。
Q. ラシッサDフロアとDAIKENトリニティ、どちらが自分に合っている?
A. ラシッサDフロアはカラーバリエーションの豊富さが魅力で、部屋のテイストに合わせて選びやすいのが特徴。DAIKENトリニティは耐傷性・機能性を重視したい方に人気です。どちらも実物を手で触れて比較することをおすすめします。両者を比較した記事も参考にしてください。
📌 ラシッサDフロアと並んで人気の床材
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